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【電験二種】試験内容・勉強方法・必要な時間・参考書について

電験

こんにちわ、プラント電気マンです。

このたび2022年度の第二種電気主任技術者試験に合格しましたので、勉強方法や役に立った参考書やコンテンツについてご紹介したいと思います。

それでは順番に見ていきましょう。

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電験二種(第二種電気主任技術者)について

電験二種は正式には第二種電気主任技術者という国家資格の試験のことを指します。第二種電気主任技術者は170kV未満の事業用電気工作物の工事、維持及び運用に関する保安の監督を行うために必要な責任者になるための資格になります。

最近だとメガソーラーの電気主任技術者の求人がよく出ていますが、大抵は66kV77kVの特別高圧で電力系統と接続していますので、この資格を持つ人が必須になります。

大規模な工場やプラントも高い電圧等級で受電しているケースが多く、主任技術者を選任する必要があるため、需要はそれなりにありますね。建設業の場合でも、入札時の評点や建設工事中の主任技術者の選任が必要となるため、設備を直接持っていない業界でも役に立ちます。

筆記試験で取得することはかなり難しく、認定という形で取得する人の方が多い資格でもあります。

試験内容と日程

試験の内容と日程はざっくり以下になります。

試験科目と試験時間日程
一次試験

理論[90分]、電力[60分]

機械[60分]、法規[60分]

8月下旬
二次試験

電力・管理[120分]

機械・制御[60分]

11月中旬

一次試験と二次試験に分かれていることが特徴で、一次・二次ともにそれぞれ一日で実施されます。

一次試験は理論・電力を午前中に行い、午後に機械と法規の試験を行います。二次試験は午前中に電力管理の試験、そして午後に機械制御の試験が行われます。

一次試験

一次試験の試験内容はこちらです。(https://www.shiken.or.jp/examination/e-chief02.htmlより)

科目科目の内容
理 論電気理論、電子理論、電気計測及び電子計測
電 力発電所及び変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路(屋内配線を含む。)の設計及び運用並びに電気材料
機 械電気機器、パワーエレクトロニクス、電動機応用、照明、電熱、電気化学、電気加工、自動制御、メカトロニクス並びに電力システムに関する情報伝送及び処理
法 規電気法規(保安に関するものに限る。)及び電気施設管理

マークシート方式の試験で、四科目の試験が課されます。

一次試験の合格は基本的に各科目60%以上の正答率(得点調整も年度によってはある)となり、4科目全て合格することによって二次試験に駒を進めることができます。電験三種の試験のように3年間は科目合格となるため、ある程度一次試験突破は可能かと思います。

一次試験で鬼門なのが「理論」です。これは難しい計算問題が多数登場する、というのが理由となります。一方で「電力」「機械」「法規」には計算問題がほとんど登場しません。

二次試験の「電力・管理」と「機械・制御」で記述式のハイレベルな計算問題が出題されるためか、一次の「電力」と「機械」ではほとんど計算問題は問われないんですね。

二次試験

続いて二次試験の内容はこちらです。(https://www.shiken.or.jp/examination/e-chief02.htmlより)

科目名科目の内容
電力・管理発電所及び変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路(屋内配線を含む。)の設計及び運用並びに電気施設管理
機械・制御電気機器、パワーエレクトロニクス、自動制御及びメカトロニクス

二次試験はマークシート式ではなく、記述式の試験となります。

「電力・管理」は大問が6題用意されており、その内から4題を選択し解答します。計算問題と諭説問題が出題され、どちらかと言えば計算問題の方が多く出題されます。

「機械・制御」は大問が4題用意されており、その内から2題を選択し解答します。ほぼほぼ計算問題で構成されています。論説問題はないと考えて差し支えないでしょう。

また二次試験の合格ラインは少々特殊で、例えばR02年では以下となります。

合格基準点については、第一種・第二種電気主任技術者試験委員会にお いて、合格基準を100点満点換算で60.0点以上(実得点180点満点で108点以上)、か つ、各科目ともに平均点以上と決定されました。(https://www.shiken.or.jp/press/denken/kekka/7931R2denkenFS2kekka.pdfより)

上記のようにR02年の場合は2科目の合計が60点以上(60%以上)かつ「電力・管理」と「機械・制御」の科目がそれぞれ平均点以上でなければなりません。

合計60%以上は分かりやすいですが、各科目ともに平均点以上が割とシビヤです。片方の科目で失敗した場合、もう片方の科目で挽回ということが出来ないため、試験としての難易度が跳ね上がると考えて良いです。

以上、電験二種についてのざっくりとした説明になります。

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合格までに要した期間と勉強時間

私は電験二種の合格までにおおむね下記の勉強時間を要しました。

あまり勉強時間を確保できなかったことから、3年間の長い闘いとなってしまいましたね。

年度勉強時間勉強内容
1次試験2次試験
1年目120時間5月~8月:一次試験「理論」「電力」「機械」を勉強
2年目20時間140時間

8月:一次試験「法規」

8月~11月:二次試験の勉強

3年目150時間8月~11月:二次試験の勉強

2020年~2022年の3年間かけて受験し、勉強時間は総括すると約430時間となります。

事前情報として、私は電験三種エネルギー管理士(電気)は取得済みでした。

また大学では電気電子工学を専攻していましたので、この部分も参考にしていただけると良いかと思います。

 

プラ電マン
プラ電マン

ちなみに電験二種を受けた感想として、電験三種エネルギー管理士(電気)を先に取得しておく方が無難です。

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一次試験の勉強方法

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一次試験はひたすら過去問を巡回するという方法が鉄板かつ最短の攻略方法になると思います。

私が使用したのは下記の「一次試験過去問マスタ ○○の15年間」というシリーズの過去問集になります。二種受験者も結構な割合で使用していると思います。

「ひたすら周回した」と言うと身も蓋もありませんが、周回する上で以下二つを常に心がけました。

 ①どれだけ次の周回で解く問題を減らせるか

 ②どうすれば短時間で周回できるか

具体的に科目ごとに見ていきたいと思います。

理論

まず「理論」は二種一次試験において最も時間がかかる科目です。上記2つの視点を心がけ、以下のルールで問題をこなしていきました。

  • 何も見ずに解けた問題は、次の周回では解かない
  • 解けなかった問題でも、上位互換の問題が別にある場合、次の周回は解かない
  • 本番で解く自信がない難易度の問題は諦め、次の周回は解かない

先に紹介した問題集は15年分も問題を収録しているのですから、まともに解けば2~3か月くらいかかると思います。「そんなに暇じゃないよ!」というメンタルで、解答する問題をごっそり減らしていきましょう。

以下で解説していきます。

何も見ずに解けた問題は、次の周回では解かない

これはある程度普通ですね。すでに解ける問題を何度も解くのは賢くありません。限られた試験勉強時間は「解けないジャンルの問題を解けるようにするため」に存在します。

解けなかった問題でも、上位互換の問題が別にある場合、次の周回は解かない

これはこの過去問集だからこそ出来るやり方かもしれません。紹介した過去問集は同じジャンルの問題をある程度難易度順に掲載しています。後に掲載される問題の方が、同ジャンルのより難しい問題となるため、こちらさえ解けるようになれば、前に掲載されている問題はわざわざ解く必要なない、ということです。

例えば解けなかった問題があったため、次の周回でも解くと決めます。そして次の問題が、前の問題と類似した内容でより難度が上がったものだった場合、私は前の問題に戻って「後の問題が解けるようになれば前の問題も解けることになるから、前の問題はもう解かないでおこう」という考えで処理しました。

この考え方があったからこそ、大して勉強時間を確保しなくても合格できたと思います。これ超大事です。次の周回で自分を助けるためにしっかりとこの作業を行いましょう。

ちなみに紹介した書籍は記録をつける欄があるため、そのへんも割とおすすめです。

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(↑こんなふうに解答日や〇×を記入できる欄があるため、おすすめ)

本番で解く信がない難易度の問題は諦め、次の周回は解かない

私は難しすぎる問題はあっさり諦めました。難しい試験とはいえ、基本的には6割取れば一次試験をクリア出来ます。ということは極論ですが、過去問集の4割は解けなくてもギリギリ合格圏内に入れるということでもあるため、無理する必要はないと思います。

私は電磁気は得意なので問題ありませんでしたが、そうでない方はこの分野なんかは力を入れずパスしても良いのではないかと思います。実際電子回路分野なんかは私もある程度パスしました。

電力・機械・法規

次は「電力」「機械」「法規」の3科目の勉強です。

これら3科目は先の試験紹介にあったように、計算問題があまり出題されません。そのため割と暗記ゲーム的な要素がある試験と考えてよいです。

この3科目を短時間で合格圏内まで仕上げるため私は「過去問集に模範解答を赤字で直接書き込み、赤シートを使って高速周回する」方法を取りました。

計算問題でない以上、鉛筆で解法を書く必要なんて微塵もありません。思考力というより瞬間的に答えが出るか否かという話になるため、「鉛筆を握らないこと」こそが高速で問題集を回すポイントになります。

ちなみに模範解答を書き込むときは選択肢の記号ではなく、選択肢内の用語や文章を直接書き込むようにしました。これによって「えーと模範解答は『ヲ』だから、選択肢『ヲ』はどこだろうか…」みたいに目で選択肢を探す手間が省けます。

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(↑のように模範解答を記号ではなく用語や文章で書き込みましょう)

赤シートを使って書き込んだ模範解答を消し、目で見て頭の中だけで解く。解いたら赤シートを取って確認し、解けなかった問題に何かしらの印をつける。そして次の問題へ進む・・・

次の周回では印をつけた問題を中心に再チャレンジ。そして解けなかったらまた印を付ける。

これをひたすら繰り返して、過去問15年分を自分の中に蓄積させます。私はこの方法で一応は合格出来ました。

計算問題以外は鉛筆を握らずに勉強する。これが鉄則です。

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二次試験の勉強方法

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二次試験の学習も一次試験と同様に「どれだけ問題を解かないで学習を進めるか」「どれだけ高速で周回するか」という視点で行いました。

主な方針は以下になります。

  • 学習初期に解かない問題をある程度決める
  • 何も見ずに解けた問題は次の周回では解かない
  • 解けなかった問題について、同ジャンルの上位互換問題があれば解かない
  • 各問題の重要要素を抽出し、赤ペンでノートにまとめる
  • 論説問題は赤シートでの確認とし、問題は一切解かない

とにかく短時間で仕上げるために、色々と工夫をしました。

また学習には不動先生の完全攻略を使用しました。二次試験の勉強はとりあえずこれを買えば間違いありません。

学習初期に解かない問題をある程度決める

下記の表のように、私は「電力・管理」では原子力発電をまず捨ててます。他にも飛び飛びですが、難易度の高い問題を外しました。ちなみに水力発電と火力発電は1年おきに交代で出題となるため、年度によって片方を捨てても良いと思います。私も2022年度は火力発電は出題されないと考え、2022年度の勉強では外しました。

電力・管理機械・制御
分野問題解答
有無
分野問題解答
有無
水力1直流機1×
22
33
44
55
6誘導機6
77
88
99
1010
1111
1212
1313
1414
1515
火力1616
1717
1818
1919
20同期機20×
2121×
2222×
2323×
2424×
25×25×
26×26×
27×27×
原子力28×28×
29×29×
変電30×30×
31変圧器31
32×32
33×33
34×34
3535
3636
3737
3838
3939
4040
4141
4242
4343
4444
4545
送配電4646
4747
4848
4949×
5050×
51パワエレ51×
5252×
5353×
5454×
5555×
5656×
5757×
5858×
5959×
6060×
6161×
6262×
6363×
6464×
6565×
6666×
6767×
6868×
6969×
7070×
7171×
7272×
73×73×
74制御1
752
763
774
78×5
796
807
818
829
83×10
84×11
85×12
86×13
8714
8815
8916
9017
9118
9219
93×20
9421
9522
9623
97×24
98   
99   
100   
101×   
管理1   
2×   
3   
4   
5   
6×   
7   
8   
9×   
10×   
11   
12   
13   
14   
15   
16×   
17×   
18   
19×   
20×   
21   
22   
23   
24   
25   
26   
27   
28   
29×   
30   
31   
32   
33   
34   
35×   
36   
37   
38   
39   
40   
41   
42   

また「機械・制御」科目についてはパワーエレクトロニクス同期機の分野を全て捨てて挑んでいます。同機機の方は各々の戦略によるかと思いますが、パワエレは相当な理由がない限り捨てましょう。難度が高いため合格するには遠回りになります。

これらは勉強開始時、すでに電験二種に合格した方の合格体験記やブログを参考に決定しました。

合格者からの情報というのはすごく役に立ちますからね。

何も見らずに解けた問題は次の周回では解かない / 解けなかった問題について、同ジャンルの上位互換問題があれば解かない

これらは一次試験と同じ考え方ですね。余計な労力をなくすため、ビシビシ問題を外していきましょう。「楽しているだけじゃないか?」と思う方もいるかもしれませんが、最短コースを進むためには必要なことです。

例えば下の写真は完全攻略の冒頭(水力発電の問題)ですが、見て分かるとおり問題1と問題2は非常に酷似しています。問題2の方が問題1にない要素が含まれている上位互換問題と言えるため、問題1は解ける解けないに関わらず、もう解答する必要はありません。問題2だけを解きましょう。

(↑こんな感じで後の問題が解ければ、前の類似問題は解く必要はない)

各問題の重要要素を抽出し、赤ペンでノートにまとめる

二次試験は難しい問題がたくさん出題されます。しかしながら解答するために必要な要素というのは限られます。覚えなければならない公式、解法をまとめていくと、意外と同じような考え方で解ける問題が多いことに気づくと思います。

(例えば冒頭の水力発電については↑のような感じでまとめました)

赤ペンで作成するのは赤シートで確認作業を行えるようにするためです。ちなみに5でも述べますが、PDFスキャンを行っておくと、スマホでも学習ができるためおすすめです。

ちなみに私がまとめたノート(PDFファイル)をアップしておくので、参考にどうぞ。(ちょっとまとまっていないところもありますが、あくまで参考に!)

水力
火力
変電
送配電①
送配電②
管理
機械
制御

論説問題は赤シートでの確認とし、問題は一切解かない

各問題の要素を赤ペンでまとめておくことで、赤シートによって定着度を確認することができます。これは計算問題の力を付けるためにも必要ですが、最も効果的なのが論説問題です。

論説問題は言葉が出るか、内容を知っているかがほとんどを占める暗記ゲームであるため、一次試験と同じく鉛筆を握る必要はありません。

「なら赤ペンでまとめずに、問題集の解答を隠して解けばよくない?」と思う方もいるかもしれませんが、参考書の模範解答は出来が良すぎるのと文量が多すぎるのです。箇条書きや絵を描き加えて自分が覚えられる形に変えないと中々大変なので、赤ペンでまとめるのをおすすめします。

赤ペンでまとめた後、スキャナーを使ってPDFファイルか何かに落としておくのをおすすめします。そうするとスマホでも簡単に確認が行えるため、通勤時や昼休みなどの隙間時間も利用しやすくなります。近頃は赤シートアプリというもので、赤字の文字を簡単にアプリ上で消せるため大変使い勝手が良いですよ。

(上記のようにスキャンしたファイルを読み込み、赤字を簡単に消せます)

 

以上、二次試験の勉強方法でした。

出来る限り効率よく勉強していきましょう!

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学習に役立ったWebコンテンツ

学習の方法は述べていきましたので、ここでは私が実際に試験勉強をする中で役に立ったコンテンツをご紹介します。

Aki塾長_電験三種その他@aki_denken

Aki塾長という方が、Youtubeで電験三種の解説を行っているチャンネルになります。

動画講座の長所を生かした図や絵を用いた解説を得意としており、非常に分かりやすい高品質なコンテンツです。

三種向けとしていますが、内容的に二種二次試験にまで十分網羅しております。

初心者向け電験三種・機械・1・直流機の起電力【超簡単に学ぶ!】第三種電気主任技術者

youtubeチャンネル→ https://www.youtube.com/@aki_denken

私は主に「機械・制御」の科目について学習するときに参考にさせていただきました。いわゆる四機(直流機・誘導機・変圧器・同機機)制御分野の解説においては、最高の教材だと思います。

なんといってもイラストや図が丁寧に作られており、解説も良く練られています。もちろん「電力・管理」の勉強に役立ちます。

こちらで解説している動画を見ながら赤ペンノートにまとめただけで、一気に合格レベルにまで行けると思いますので、ぜひ閲覧することをおすすめします。

過去問解説│電験王2

電験二種受験ご用達のサイト「電験王」の電験二種版になります。わざわざ紹介しなくても、過去問の解説が欲しくて検索エンジンを利用したら必ずヒットするぐらいの知名度だと思います。

電験2種 過去問解説サイトの電験王
電験王は電験2種合格(第2種電気主任技術者試験)に欠かせない過去問解説、試験情報、傾向分析ほか、社会人が短時間で効率よく学習していくためのノウハウを公開しています。

完全攻略を私はおすすめのテキストとしてご紹介しましたが、正直解説を読んでも分からない問題もあるかと思います。そういった問題の解説を探すため、電験王が活躍することになると思います。

また完全攻略は現在2018年までの過去問しか掲載していないため、それ以降の過去問をやろうと考えた時にも役に立つと思います。

電気技術者試験センターの公式解答

当たり前ですが、電気技術者試験センターも公式で電験二種の解答を公開しています。解説まではありませんが、二種二次試験は記述式であることから、公式解答でもある程度勉強することは可能です。

試験の問題と解答 | ECEE 一般財団法人電気技術者試験センター

ちなみに上記ページでは2023年3月現在ではH21年(2009年)までしか見られませんが、下記URL先でH14年(2002年)まで二次試験の公式解答を閲覧することが可能です。(上からH14~H20)

H14:https://www.shiken.or.jp/answer/__f/pdf/61/file_nm02/h14_1124_02.pdf

H15:https://www.shiken.or.jp/answer/__f/pdf/54/file_nm02/h15_1123_02.pdf

H16:https://www.shiken.or.jp/answer/__f/pdf/47/file_nm02/h16_1121_02.pdf

H17:https://www.shiken.or.jp/answer/__f/pdf/38/file_nm02/h17_1120_02.pdf

H18:https://www.shiken.or.jp/answer/__f/pdf/28/file_nm02/h18_1119_02.pdf

H19:https://www.shiken.or.jp/answer/__f/pdf/11/file_nm02/h19_1125_02.pdf

H20:https://www.shiken.or.jp/answer/__f/pdf/78/file_nm02/2008_2_2.pdf

意外と役に立つので、ぜひご活用ください。

試験に持ち込める電卓について

電験二種二次試験は、電卓を使いこなすことが成否を分けるといっても過言ではありません。特に重要なのがメモリ機能を使いこなせるかという点にあります。

これは計算結果を保存し、いつでも引き出せるという非常に単純な機能なのですが、これが使えるのと使えないのとでは計算スピードと正確さに雲泥の差が生まれます。

ちなみに私は下記の電卓を使用しました。電験二種の鉄板の電卓ですね。

また二次試験は基本的には有効数字3桁で解答することになりますが、誤差を少しでもなくすため、計算途中では有効数字5桁で計算することを推奨します。5桁の計算は骨が折れますので、電卓を使いこなしてミスを減らし、同時に解答スピードも向上させましょう。

電卓に使い方については、こちらページで解説されていますので、目を通してみてください。

必見!電験2種おすすめ電卓!ランキング比較で最高の電卓を持つ
電験1種合格者の管理人が電験2種におすすめの電卓をランキング形式で紹介します!受験時の電卓操作テクニック紹介も!

模擬解答用紙

電験二種二次試験は記述式ですので、一次試験や電験三種の試験とは違い、専用の解答用紙に記述していく形になります。試験本番でもたつかないように、日ごろの演習段階から実践を意識したトレーニングを積むことが重要です。

解答用紙に慣れて二次試験を突破しよう!|電験1種の棚卸し
皆さまお疲れさまです。ケンタ(@den1_tanaoroshi)です。   先日、二次試験時間中の時間の使い方

上記ページでは、試験本番の解答用紙を模したものを配布して下さっています。私も試験本番1か月ぐらい前からは、こちらの用紙(B4サイズ)を使って練習しました。本番でのミスを少しでもなくすため、勉強環境から整えておきましょう。

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最後に

以上で、電験二種の勉強方法や役に立ったコンテンツの紹介を終わります。

皆さんの合格への一助となりましたら幸いです。

↓転職活動を考えている方はこちら

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