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〖高圧〗VCS(VMC)とは?真空電磁接触器の仕組み・VCBとの違い

高圧

高圧受電設備の単線結線図を見ていると、高圧電動機や進相コンデンサの回路に「VCS」や「VMC」と記載されていることがあります。

どちらもVCBに似た記号で描かれることがあるため、「高圧回路を遮断する機器なのは分かるけれど、VCBとは何が違うのか」と迷いやすい機器です。

VMCの仕事は、電動機の運転・停止など、高圧負荷を制御信号によって繰り返し開閉することです。大きな短絡電流を遮断して系統を保護するVCBとは、得意な仕事が異なります。

本記事では、VCS・VMCという名称の関係、真空電磁接触器の構造と動作、常時励磁式とラッチ式、限流ヒューズとの保護分担、VCBや低圧の電磁接触器との違い、現場点検の注意点を図解します。

この記事で分かること

  • VCS・VMCが何をする機器なのか
  • 3本の真空バルブと電磁操作機構の構造
  • 投入指令から接点開放までの動作
  • 常時励磁式とラッチ式の違い
  • 限流ヒューズとVMCの保護分担
  • VCB・低圧の電磁接触器との違い
  • 選定・開閉サージ・点検時の注意点

6.6kV三相回路の各相が限流ヒューズとVMC主接点を直列に通って高圧電動機へ接続され制御回路からVMCを操作する概念図
VMCの設置位置を示す概念図。三相の各相は限流ヒューズとVMC主接点を直列に通り、制御回路は主回路と分離される
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VCS(VMC)とは

VMCとは、Vacuum Magnetic Contactorの略で、日本語では真空電磁接触器や真空コンタクタと呼ばれます。

電磁石で接点を動かし、真空中で電流を開閉する高圧用の接触器です。国内の6.6kV受電設備では、高圧電動機、進相コンデンサ、変圧器、電気炉やヒーターなどの負荷回路で使用されます。

メーカーの資料では、VMCのほかにVCSやVcttと呼ばれる場合があります。東芝のFAQでも、VCSやVcttは真空コンタクタを指す呼び方として説明されています。図面にVCSと書かれていても、まずは機器の銘板・型式・仕様書を確認しましょう。

日本電機工業会規格JEM 1115では、真空電磁接触器をVMCと表します。そのため本記事では、機器の一般名称をVMC、現場でよく見る別称をVCSとして、VCS(VMC)と併記します。

ようはVMCとは、高圧電動機などを制御回路から繰り返し運転・停止させるための、高圧用マグネットスイッチと考えると分かりやすいです。

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VMCが必要になる理由

高圧回路を開閉する機器には、断路器、負荷開閉器、VCBなどがあります。それでもVMCが使われるのは、電動機やコンデンサでは、運転のたびに何度も開閉する必要があるからです。

例えば送風機用の高圧電動機では、現場の押しボタンだけでなく、中央監視、PLC、インターロック、保護継電器などから運転・停止指令を出します。

VMCは、この小さな制御信号を操作コイルで受け、三相の高圧主回路を一斉に開閉します。主回路を人が直接操作する必要がなく、自動運転や遠方操作へ組み込みやすい機器です。

また、VMCは多数回の開閉を想定して設計されます。短絡事故を遮断するVCBを通常の電動機運転に毎回使うより、負荷開閉を得意とするVMCへ役割を分けることで、設備を合理的に構成できます。

ただし、VMCは「小型のVCB」ではありません。頻繁な負荷開閉を得意とする代わりに、単体で遮断できる事故電流には限界があります。この違いは後半で詳しく説明します。

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VMCの構成

3個の真空バルブを持つVMCの外観と固定接点・可動接点・主回路端子・絶縁操作ロッド・アーマチュア・操作コイルを分けて示す構造概念図
VMCは3極の真空バルブと、それらを同時に動かす電磁操作機構で構成される。部品形状と配置は機種によって異なる

一般的な三相用VMCでは、R・S・Tの各相に1本ずつ、合計3本の真空バルブを持ちます。真空バルブは真空インタラプタとも呼ばれ、電流を開閉する中心部品です。

真空バルブと主接点

真空バルブの内部には、動かない固定接点と、上下に動く可動接点があります。接点とベローズは密閉された絶縁容器の中にあり、内部は高真空に保たれています。

接点が開く瞬間には、接点材料の金属蒸気による小さなアークが発生します。しかし真空中ではアークが拡散しやすく、交流電流が0Aとなる電流零点で素早く絶縁が回復します。

接点が真空容器の中にあるため、空気中でアークを引き伸ばして消す大きな消弧室は必要ありません。機器を比較的小型にでき、接点の酸化も抑えられます。

絶縁操作ロッドとワイプスプリング

可動接点は、絶縁操作ロッドを介して下部の操作機構につながっています。操作ロッドが動くと、3極の接点がほぼ同時に開閉します。

ワイプスプリングは、接点が閉じた後も適切な接触圧力を与える部品です。接点が摩耗しても一定範囲で接触圧力を保ち、接触抵抗の増加や異常発熱を防ぎます。

操作コイル・アーマチュア・復帰スプリング

操作コイルへ電圧を加えると電磁力が発生し、アーマチュアが吸引されます。その動きがリンク機構を通して絶縁操作ロッドへ伝わり、主接点が閉じます。

開放するときは、操作コイルの励磁を解くか、ラッチ機構を引き外します。復帰スプリングの力で可動接点が固定接点から離れ、主回路を開きます。

補助接点と制御端子

補助接点は、VMCの投入・開放状態を制御回路へ伝える接点です。自己保持、表示灯、インターロック、中央監視への状態入力などに使います。

VMCには開放形固定式、箱や絶縁カバーに収めた固定式、点検時に盤から引き出せる引出形などがあります。外観が違っても、真空バルブと電磁操作機構で負荷電流を開閉する基本は同じです。

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VMCの動作原理

VMCの投入・閉路・通電・開放を示し主電流は真空バルブの接点と主回路端子だけを通り操作コイルとは分離される動作順序
VMCは制御指令で3極の接点を同時に開閉し、開放時のアークを真空中で消弧する

①投入指令が入る

運転押しボタン、PLC、中央監視などから投入指令が出ると、制御回路を通してVMCの操作コイルへ電圧が加わります。

②電磁力で主接点が閉じる

操作コイルの電磁力でアーマチュアが動き、リンク機構と絶縁操作ロッドを介して3極の可動接点を閉じます。接点が閉じると、ワイプスプリングによって必要な接触圧力が加わります。

③高圧負荷へ電流が流れる

3極の主接点が閉じると、母線から電動機などへ負荷電流が流れます。同時に補助接点が切り替わり、運転表示やインターロック、自己保持回路へ状態を返します。

④停止指令で接点を開き、アークを消す

停止操作や保護継電器の動作によって開放指令が出ると、操作機構が解放され、復帰スプリングで接点が開きます。

接点が離れた直後は真空バルブ内に小さなアークが生じますが、交流の電流零点でアークが消え、真空の高い絶縁回復性能によって電流が遮断されます。

この一連の動きを制御回路から繰り返し行えることが、VMCの大きな特徴です。

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常時励磁式とラッチ式の違い

常時励磁式の投入電流と保持電流および機械ラッチ式の投入コイルと引外しコイルの動作を比較した図
常時励磁式は保持電流で閉路状態を保ち、機械ラッチ式は投入後にラッチで保持して引外しコイルで開放する。具体的な動作は機種によって異なる

VMCには、主に常時励磁式とラッチ式があります。違いは、投入した接点をどのような力で保持するかです。

比較項目 常時励磁式 ラッチ式
投入状態の保持 運転中も操作コイルの電磁力で保持 機械ラッチや永久磁石などの保持機構で保持
投入指令 運転中は保持回路が必要 一般に瞬時の投入指令で保持
操作電源喪失時 一般に復帰スプリングで開放 一般に投入状態を保持
開放方法 操作コイルの励磁を解く 引外しコイルなどへ開放指令を出す
代表的な用途 高圧電動機など、多頻度開閉する負荷 進相コンデンサや変圧器など、比較的開閉頻度が少ない負荷
注意点 制御電源瞬停で不要停止する可能性 制御電源を失っても主回路が自動開放しない可能性

常時励磁式は、制御電源が失われると負荷を停止させる方向へ動くため、電動機回路で使いやすい方式です。ただし、瞬時停電や制御電源の電圧低下でも開放することがあります。

ラッチ式は、投入後にコイルへの連続通電を必要としないため、保持電力を抑えられます。一方で、停電時に負荷を必ず切り離したい設備では、引外し用の電源や不足電圧時の動作を含めた設計が必要です。

停電時の動作や保持機構は製品によって異なります。「ラッチ式だから必ず永久磁石」「常時励磁式だから全機種が同じ保持電力」と決めつけず、形式と制御回路図を確認してください。

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VMCと限流ヒューズの組み合わせ

R・S・T各相がそれぞれ限流ヒューズとVMC主接点を直列に通り各ヒューズの溶断検出から欠相保護でVMCを開放する回路
三相の各相をPF→VMCの順に直列接続し、VMCが負荷開閉、限流ヒューズが短絡保護を担当する

VMCは負荷電流を頻繁に開閉できますが、大きな短絡電流を遮断する能力はVCBより小さくなります。そこで高圧電動機回路では、VMCの上流へ限流ヒューズを設けた高圧コンビネーションユニットが使われます。

通常の起動・停止や過負荷時の開放はVMCが担当し、大きな短絡電流は限流ヒューズが素早く遮断します。ヒューズは事故電流を波高値へ達する前に限流するため、VMCやケーブル、電動機へ加わる電磁力と熱を抑えられます。

ただし、三相のうち1本だけヒューズが溶断すると、電動機が欠相運転となるおそれがあります。欠相運転では残った相の電流が増え、電動機が過熱するため、そのまま運転を続けてはいけません。

このため、ストライカ付き限流ヒューズとマイクロスイッチを組み合わせて溶断を検出し、VMCを開放する構成があります。2Eリレーなどで過電流と欠相を検出する方法もあります。

限流ヒューズが動作した後は、事故原因を除去し、メーカーの指定に従ってヒューズを交換します。同一回路の3本を一括交換するか、動作していない相をどう扱うかも、設備とヒューズの保守基準に従ってください。

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VMCとVCBの違い

真空遮断器(VCB)も、VMCと同じように真空バルブで電流を遮断します。しかし、主な役割と遮断能力が異なります。

比較項目 VMC(VCS) VCB
主な目的 高圧負荷の運転・停止 受電回路や幹線の保護・遮断
得意な開閉 負荷電流の多頻度開閉 短絡・地絡など事故電流の遮断
開閉頻度 比較的多い VMCより少ない用途が一般的
短絡保護 単体能力に限界があり、限流ヒューズなどと組み合わせる 保護継電器からの指令で定格遮断電流まで遮断
代表的な設置場所 電動機・コンデンサなどの負荷フィーダ 受電点、変圧器一次、母線・幹線フィーダ
代表的な制御 運転・停止、プロセス制御、インターロック 保護継電器、非常遮断、保守時の回路開放

保護継電器で短絡地絡事故を遮断するVCBと上流に限流ヒューズを設けて高圧電動機を頻繁に開閉するVMCの役割の違い
VCBは系統事故の遮断、VMCは高圧負荷の頻繁な運転・停止を主な役割とし、VMC回路の短絡保護は限流ヒューズなどと組み合わせる

例えば、6.6kVの受電主遮断器にはVCBを使い、その下流にある高圧電動機フィーダへ限流ヒューズとVMCを使う構成があります。

上流側で母線事故や大きな短絡事故をVCBが遮断し、個別負荷の通常運転はVMCが担当します。VMC回路内の短絡は、組み合わせた限流ヒューズが保護します。

VCBとVMCは、どちらが上位という関係ではなく、「事故を止める機器」と「負荷を日常的に動かす機器」の役割分担です。

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低圧の電磁接触器との違い

VMCの制御原理は、低圧回路で使う電磁接触器とよく似ています。操作コイルへ電圧を加えて電磁石で主接点を閉じ、補助接点で自己保持やインターロックを作る点は共通しています。

大きな違いは、主回路の電圧と絶縁・消弧構造です。

低圧の電磁接触器では、空気中で接点を開き、アークシュートでアークを分割・冷却して消弧します。高圧用VMCでは、接点を密閉した真空バルブの中へ収め、真空の高い絶縁回復性能を利用します。

また、高圧回路では相間・対地間の絶縁距離、インターロック、接地、引出機構なども重要です。制御回路が低圧であっても、主回路は6.6kVですから、低圧のマグネットスイッチと同じ感覚で点検してはいけません。

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VMCの主な用途

高圧電動機

ポンプ、送風機、圧縮機などの高圧電動機は、VMCの代表的な用途です。現場操作、中央操作、自動シーケンス、保護回路から運転・停止できます。

直入始動だけでなく、リアクトル始動や始動補償器を使う回路で複数のVMCを組み合わせる場合もあります。切替順序を誤ると短絡や過渡現象につながるため、電気的・機械的インターロックが重要です。

進相コンデンサ

高圧進相コンデンサの投入・開放にもVMCが使われます。力率調整装置から自動的に段階投入する設備では、繰り返し開閉できるVMCが適しています。

コンデンサ投入時には突入電流が流れ、開放後には残留電圧が残ります。限流ヒューズ、直列リアクトル、放電装置の構成や、再投入までの待ち時間はメーカー仕様に従います。電動機用VMCを定格電流だけでコンデンサ回路へ流用してはいけません。

変圧器・ヒーターなど

比較的開閉頻度の少ない変圧器やヒーター負荷にも使われます。負荷によって励磁突入電流、突入電流の継続時間、開閉サージ、必要な電気的寿命が異なるため、適用負荷と定格開閉電流を確認します。

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開閉サージで注意すること

VMCは真空中で素早く電流を遮断するため、電動機や変圧器などの誘導性負荷を開放したときに開閉サージが発生することがあります。

近年のVMCには、接点材料を工夫した低サージ真空バルブが広く使われています。しかし、低サージ形だから、どの負荷でもサージ保護が不要とは限りません。

小容量電動機、インチング運転、古い電動機、自動変圧器始動、絶縁耐力の低い負荷などでは、メーカーがCRサプレッサやサージアブソーバの使用を指定する場合があります。

サージ対策の仕組みは「サージアブソーバとは?VCBの開閉サージとLA・CRサプレッサの違い」で詳しく解説しています。

サージ保護の要否は、VMCの型式、負荷の種類と容量、運転方法、ケーブル長、負荷の絶縁性能を組み合わせて判断します。別メーカーや別シリーズの適用表を、そのまま既設設備へ横展開しないようにしましょう。

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VMCを選定するときの確認項目

  • 定格電圧、定格電流、定格周波数
  • 電動機・コンデンサ・変圧器などの適用負荷
  • 投入電流、遮断電流、短時間耐電流
  • 機械的寿命、電気的寿命、一時間または一日当たりの開閉回数
  • 常時励磁式・ラッチ式と、操作電源喪失時の動作
  • 操作電圧、投入電流、保持電流、引外し電源
  • 固定式・引出式、端子方向、盤内寸法、絶縁距離
  • 限流ヒューズの形式、定格、溶断検出方法
  • 補助接点の数と接点容量、制御コネクタの互換性
  • 開閉サージ保護の要否、使用環境、適用規格

VMCでは、主回路の定格電流だけでなく、負荷の種類ごとの開閉責務が重要です。同じ定格電流でも、電動機の始動電流とコンデンサの突入電流では条件が異なります。

更新時は、取付寸法だけでなく、主回路端子、制御プラグ、補助接点、投入・引外し回路、ヒューズ連動機構まで照合します。後継機へ置き換える場合も、既設制御回路と自動的に互換になるとは限りません。

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現場での点検・保全

VMCは高圧機器です。点検前に電源を開放・施錠し、高圧用検電器で無電圧を確認したうえで、主回路を接地してください。進相コンデンサが接続されている場合は、指定時間を待ち、残留電荷を確実に放電します。

外観・絶縁物・主回路端子

真空バルブやモールド絶縁物の汚損、ひび、トラッキング、変色を確認します。主回路端子の緩み、過熱跡、変色、端子周辺の放電痕も点検します。

じんあいや結露は絶縁低下の原因になります。清掃方法と増締めトルクは取扱説明書に従い、溶剤や油を絶縁物へむやみに使用しないでください。

操作機構・コイル・補助接点

リンク機構、軸、復帰スプリング、ラッチの摩耗や変形、異音、動作の重さを確認します。注油箇所と油種はメーカー指定に従います。注油禁止部へ油を付けると、粉じんを呼び込んだり、絶縁を低下させたりします。

操作コイルの焼損、変色、端子の緩み、制御プラグの接触不良も確認します。補助接点は主回路が正常でも制御不良を起こすため、表示と実際の開閉状態が一致するかを見ます。

接点摩耗と真空バルブ

接点摩耗は、製品に設けられた摩耗表示やワイプ量など、メーカー指定の方法で判定します。開閉回数が寿命の目安へ近づいていないか、カウンタや保全記録も確認します。

真空度の健全性は、指定の真空チェッカや耐電圧試験など、取扱説明書に定められた方法で確認します。一般的なテスターの導通確認だけでは、真空バルブの健全性を判断できません。

絶縁抵抗や主回路抵抗の測定電圧、判定値、耐電圧試験の条件は製品ごとに異なります。メーカー基準のない固定値を、すべてのVMCへ当てはめないようにしましょう。

限流ヒューズと保護回路

コンビネーションユニットでは、ヒューズのひび、変色、端子の緩み、ストライカとマイクロスイッチの動作を確認します。2Eリレーや保護継電器からVMCへ停止信号が届くかも、定期試験で確認します。

VMC本体だけを点検しても、ヒューズ溶断検出や制御回路が動かなければ欠相保護は成立しません。主回路・操作機構・制御回路を一つの保護システムとして確認することが重要です。

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VMCを一言でいうと

VMC(VCS)とは、3極の真空バルブと電磁操作機構を使い、高圧電動機や進相コンデンサを制御信号で繰り返し開閉する高圧用の電磁接触器です。

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まとめ

  • VMCはVacuum Magnetic Contactorの略で、真空電磁接触器を表す。現場ではVCSやVcttと呼ばれることもある。
  • 三相用VMCは3本の真空バルブを持ち、操作コイルとリンク機構で3極の接点を同時に開閉する。
  • 常時励磁式はコイルの電磁力で投入状態を保持し、ラッチ式は機械ラッチや永久磁石などで保持する。
  • VMCは負荷の多頻度開閉を得意とし、受電・幹線の事故遮断を担うVCBとは役割が異なる。
  • 高圧コンビネーションユニットでは、VMCが通常開閉を行い、限流ヒューズが大きな短絡電流を遮断する。
  • ヒューズ溶断時は欠相保護でVMCを開放し、事故原因を除去してから指定手順でヒューズを交換する。
  • 選定・点検では負荷別の開閉責務、操作方式、開閉サージ、接点摩耗、真空度、制御回路をメーカー資料で確認する。
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参考文献・サイト

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